2017年1月25日水曜日

大阪市パノラマ地図検定解説編(4-9)

大正13年発行の「大阪市パノラマ地図」から出題した、大阪市パノラマ地図検定の解説編です。
第4回の10問を順次解説していきます。


第4回第9問
下の地図は大阪市パノラマ地図のある部分を拡大したものです。
A 地図の中心の赤丸印の場所には当時何があったでしょうか?(建物名など)
B 現在はどうなっているでしょうか?
C 江戸時代の天保年間には何があったでしょうか?
D 明治時代後半には何があったでしょうか?
E 地図の右手に見えている川の名前は?

※江戸時代の手がかりをつかむには、浪華名所獨案内を活用してください。
※大阪市パノラマ地図の全体は、こちらからご覧いただけます。



解答と解説
A 堀川監獄跡(扇町公園準備中)
B 扇町公園
C 北野村
D 堀川監獄
E 天満堀川

天満界隈は慶長3年(1598年)に天満堀川が開削されて以降、商人や寺社が多く集まり、船場に匹敵する商業と人口の集積が見られるようになりました。天満組と呼ばれ、北組、南組と合わせて大坂三郷を形成していました。扇町界隈は長らく大阪の北の境にあたり、さらに北上すると荒れ地に畑が散在するような地域でした。江戸期には刑場があり、明治15年(1882年)には堀川監獄が設置され、明治36年(1903年)に大阪監獄署と改称されました。

明治28年(1895年)5月に大阪鉄道(現在のJR大阪環状線)の天王寺~玉造が開業し、10月に梅田までの延伸により天満駅が開業すると、大川沿いの天満青物市場界隈から商店が立ち並ぶようになり、鉄道北側の市街化も進みました。大正9年(1920年)には大阪監獄が堺市へ移転(現在の大阪刑務所)し、解体3年後の大正12年(1923年)12月に扇町公園として開園しました。大阪市パノラマ地図には、監獄が解体され、公園の工事が始まった頃の様子が描かれています。

かつては大阪プール(現在は八幡屋公園に移転)が存在し、水泳競技を始め、多くのスポーツイベントが開催されたことでも知られます。大阪プールのスタート台(飛び込み台)がモニュメントとして公園内に残されています。

敷地は約7ha、キッズプラザ大阪(関西テレビ放送本社)、北区役所・区民ホールに隣接し、公園内には扇町プールがあります。マウンテンスライダーなどの大型遊戯施設もあり、天王寺公園、中之島公園などと比べて児童の遊技場的な要素が強い公園です。入場無料。(以上、ウィキペディアに加筆しました)

浪華名所獨案内の扇町付近
天保新改攝州大阪全圖(天保8(1837)年発行)の川崎付近
明治41年、昭和4年、昭和32年、最近の地形図の川崎付近(今昔マップ3より)

第1回大阪市パノラマ地図検定解説編はこちらからどうぞ。
http://osakakochizu.blogspot.jp/2016/09/blog-post_8.html

第2回大阪市パノラマ地図検定解説編はこちらからどうぞ。
http://osakakochizu.blogspot.jp/2016/10/blog-post_5.html

第3回大阪市パノラマ地図検定解説編はこちらからどうぞ。
http://osakakochizu.blogspot.jp/2016/11/blog-post_24.html

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